Blog

More Story

東中野のさくら並木
2016年4月3日 - 9:41 AM
みなさま、すでにご存じかと思いますが、ハドソン前に広がる美しいサクラ並木?が、伐採の危機にあります。この地域は昔から「桜山」と呼ばれ、山桜が一面に咲く美しい高台だったそうで、今でも「桜山町」として、その名を残してます。 戦後、東京大空襲で焼け野原になった桜山を哀しみ、付近の住民が、当時の国鉄に嘆願して、線路端の土手にソメイヨシノを植えさせてもらい、住民の手で、長い間大切に守ってきました。 このサクラ並木は、同時期に咲く黄色い菜の花とのカラーコントラクトが美しく、それらを背景に走る中央線のベストショットが、鉄道カメラマンの間でも話題の人気スポットです。 この美しいサクラ並木は50余年の間、ここに暮らす人々に夢と希望を与えてくれました。また、電車の騒音を和らげ、真夏の暑い日射しを遮ってくれ、私たち住民は、このサクラの並木を誇りに思い、美しいサクラ並木に癒やされて暮らして来たのです。 3月9日の未明、大きなチェーンソーの音を立てて、いっぱいに蕾を付けたサクラの枝が、無惨にも切り落とされているあの瞬間を、寝ぼけまなこで目にした時は、今起きている現実を理解するのに時間がかかりました。 そんな事をする日本人がいる訳がない。誰が、なぜこの時期に蕾を付けたサクラの枝を切り落とすのか、あり得ない光景でした。私と夫はパジャマのまま外に飛び出して、3台くらいのクレーン車...